2009年6月15日月曜日

産前最後の大仕事


春から計画が進んでいたアンサンブルの本番が先日終わりました。



妊娠8ヶ月に突入し、さすがの私も、大丈夫だろうか…と危惧しながらの練習、そして準備期間でしたが、やってみると何事もなく、検診でも何の問題もなく、おなかの子はすこぶる元気に動き回ってるし、フルートを吹くことはこれがまた、家事ほども疲れません。


打ち上げで聞いた話ですが、アンサンブルのメンバーはこっそり代役の事も考えてたみたいです。私のタフさにしきりに感心してくれてました。

今回のコンサートは、ホール主催での助成公演、といった感じの企画でした。…といった感じという言い方をしたのは、これがホールとしても初めての試みで、最後までそのビジョンというか、コンセプトがメンバー全員つかみづらく、アイデアがなかなか固まらなかったからです。

ま、そんな裏方事情を語っても何にもおもしろくないので、やっぱり楽しかった表の方なるべくブログには残したいと思います。


もうかれこれ、結成7年を迎えたアンサンブルcotoは木管五重奏を主体とした集まりで、5種類の性格というか、人柄が奇跡的に(言い過ぎでなく)作用して、これまで大きなトラブルもなく、存続し、しかも活動をそれなりにすることが出来ている、自分で言うのもおかしいですが、珍しいグループです。

今回は私たちもそろそろ子持ちになったり、自立する年齢になったということもあり、社会的な役割を果たすような企画で演奏会をしようということで、アンサンブルcotoのファミリーコンサートシリーズの第一弾として、「動物」が登場する音楽をあつめての演奏会にしようということになりました。

題して「動物たちの音楽祭」。

いつものように妹にチラシデザイン(写真)を依頼し、かなり家族向けにアピールできるイメージになりました。

当初、ZOOという曲がやりたい!というところから始まったのですが、その他のプログラムを考えるのに実は結構苦労を要しました。なにせ、木管アンサンブルというジャンルはレパートリーが極端に少なく、あっても近現代曲が多くて、一般の人々にキャッチーなものはほとんど無いのです。結局プログラムが固まったのは半月前、というドタバタになってしまいました。

メンバーが一人一人それぞれにフリー音楽家としての仕事を持ち、活動しているので、合奏の練習日を取ることも至難の業でした。全員が都合の良い日があることが奇跡のように思えるほど、スケジュールのすり合わせは困難を極めました。そこに加えて長年のつきあいの馴れ合いが悪い方に出てしまい、なかなか効率の良い集中した練習が出来ません。

と、どうしても反省点ばかり思い出され、つい書いてしまいますが、例によってコンサートの模様はまた次回につづく…とします。このギリギリの追い詰められた状況の中、さて、どんな本番になったでしょうか。近日中には必ず更新します!

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がんができて。